持続可能性の話に「弱持続性」と「強持続性」という話があります。
弱持続性の考え方をとると、人工資本と自然資本が代替可能だということになります。
人間にとってよいものであれば、それが人のつくったものであろうとそうでなかろうと、同じに扱う、ということです。
といいきってしまうとやや単純化しすぎかもしれませんが、だいたいあってます、たぶん。
一方、強持続性の考え方をとると、自然資本の中には人工資本で代替できないものがあるということになります。
人工のものでは自然のものに代えられないということです。
どっちがいいだろうか、と考えるとき、わたしの頭に浮かぶのがフィクションに登場するふたつの星、コルサントとナブーです。
いずれもスター・ウォーズシリーズに登場する架空の惑星です。
コルサントは完全な人工物の星です。
星の地表面が宇宙から見えないほど地上は建造物で覆い尽くされ、本来の地表には恒星の光も全く届かない、そんな星です。
人工物でも自然物でも等しく人の幸せを生み出すのだと考えるとき、その究極系がコルサントだと思えます。
一方ナブーは自然豊かな星です。
惑星間通信や恒星間航行が可能なだけの技術を持ちながら、豊かな自然と共存している星です。
人工物と自然物にそれぞれ質の違う価値を認め、それぞれのバランスをとるとナブーのような星ができあがりそうです。
みなさんはナブーとコルサント、どちらがいいですか?
0 件のコメント:
コメントを投稿