女性手帳の1件がいろいろなところで議論を呼んでいますね。
わたし自身もそんなに遠くない将来に結婚や出産や育児を経験しようという身なので、たいへん興味を持ってこの話題を眺めています。
わたし自身が考える少子化対策は
同世代の友人(20代前半)と話をしていると、結婚することやその後のことを考えていない人が多いと感じます。ただ、それが考えていないからかというとそうでもないようです。
考えてもイメージが湧かない、想像がつかないからアイデアがまとまらず、考えていないのと同じ帰結につながっているとわたしは思います。
その理由のひとつは、自分たちの親世代以外に「出会って」「結婚して」「家庭をつくる」過程をほとんど知らないことでしょう。
自分たちの親世代といえば今よりずっと女性が専業主婦になることの多かった世代です。
男性が稼いで女性が家を守る、というステレオタイプを生まれてこのかたずっと見てきて、それ以外のモデルを知らなければ、より高い教育を受けて働く 女性が多くなった今、どんな人生設計をすればいいか想像しにくくなることは当然だと思います。
そう考えると処方箋はいろいろな人生を伝えること、だと思うのです。
実は誰もが思い浮かべる人生のステレオタイプと違う生き方をして、家庭をつくっている人はたくさんいます。
そういう人たちがどんな生活を送っているのか、どんな苦労をしているのか、そんなことを見聞きすれば自分の将来のことを考える一助になるでしょう。
安倍さんたちがやろうとしていることはそれと逆行していると感じます。
環境政策の望ましいあり方としていわれることに次のような内容があります。
汚染物質の排出削減を効果的に進めるために、
削減技術を限定した規制を用いるべきではない。
削減方法は削減主体に任せ、技術革新の余地を残した制度設計が望ましい。
同じように少子化の問題についてもそれぞれのカップルが、それぞれに合った方法で家庭をつくれるような制度設計を目指してほしいとわたしは思うのです。
もちろん、一家庭につき子供を何人つくらなければならない、みたいな規制はもってのほかですが。
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